この時季、あちこちで見かける“新米”の文字に、心躍るのは主婦だけでしょうか?
あっという間に秋らしくなり、ご飯のおいしい季節がやってきましたね。
そこで今回は、これさえあればおかず不要!? 炊きたてご飯にたっぷりかけて味わいたい、わが家の“ご飯の供”をご紹介したいと思います。

■おかわり必至!基本の「鶏そぼろ」

Photo by Author
●食べられる月齢の目安:離乳食後期(10ヶ月前後)〜
月齢に合わせて塩抜きをしましょう
●保存期間:約5日間
保存期間は目安です。各ご家庭の保存状況によって異なります。
保存する際は清潔な容器をご使用ください。また、よく冷めてから蓋をし、冷蔵庫で保存してください。
●材料(4人分)
鶏ひき肉・・・200g
醤油・・・大さじ2
みりん・・・大さじ3
砂糖・・・大さじ1/2
水・・・100ml
●つくり方
(1)鍋に材料を全部入れて、よくかき混ぜる。
(2)(1)を火にかけ、煮汁がなくなるまで時々かき混ぜながら煮詰める。
●調理point

Photo by Author
材料はあらかじめ鍋の中で全て混ぜ合わせておくと、鶏そぼろがダマにならずパラパラに仕上がります。
煮汁がなくなるまでしっかり煮詰めると、保存性も高くなります。
■プラス野菜の鶏そぼろアレンジ

Photo by Author
鶏そぼろの相棒と言えば、炒り卵とゆでたいんげん、きぬさやあたりでしょうか。
しかし、わが家のアレンジは、ゆでたり、炒ったりよりも、ずっとカンタンで楽ちん!
鶏そぼろをつくるときに、野菜などを加えて一緒に煮てしまうのです。醤油と砂糖の甘辛味は、子どもウケのいい味付け。いつもはちょっと食べにくい野菜も鶏そぼろと一緒ならパクパク食べてくれます。
たとえば、今が旬のれんこん、ごぼうは鶏そぼろにぴったり。
れんこんは包丁で切るより、手で割ったり、麺棒で叩いたりして細かくすると、味がしみやすく、食感もほっこりとしておいしいです。
また、ごぼうは子どもが食べやすいよう、薄い輪切りにして使います。にんじんも加えれば、彩りもよくなります。合わせる素材はほかに、角切りにしたさつまいも、1cm長さに切った小松菜などがオススメ。
煮物をつくる感覚つくると、各ご家庭のオリジナル鶏そぼろが楽しめそう。ご飯にのせるだけでなく、混ぜご飯にしたり、おにぎりにしてもいいですよ。
(1)叩きれんこんとひじきの「鶏そぼろ」
●材料(2人分)鶏ひき肉・・・100g
れんこん・・・4cm
ひじき(缶詰)・・・大さじ2
醤油・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1と1/2
砂糖・・・小さじ1
水・・・100ml
●つくり方
(1)れんこんは皮をむき、適当な大きさに切ってから、麺棒などで食べやすい大きさになるまで叩く。切ったものをしばらく水にさらす。
(2)鍋に(1)とそれ以外の材料をすべて入れたらよく混ぜ、火にかける。
(3)れんこんが柔らかくなり、煮汁がなくなるまで時々かき混ぜながら煮詰める。
(2)ごぼうとにんじんの「鶏そぼろ」
●材料(2人分)鶏ひき肉・・・100g
ごぼう・・・5cm
にんじん・・・2cm
醤油・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1と1/2
砂糖・・・小さじ1
水・・・100ml
●つくり方
(1)ごぼうは皮をむき、薄い輪切りにする。しばらく酢水につけて“アク”抜きをする。
(2)にんじんはみじん切りにする。
(3)鍋に(1)と(2)、それ以外の材料をすべて入れたらよく混ぜ、火にかける。
(4)ごぼうとにんじんが柔らかくなり、煮汁がなくなるまで時々かき混ぜながら煮詰める。
■「基本の鶏そぼろ」のリメイクおかず

Photo by Author
基本の鶏そぼろは、おかずにも華麗に変身。
たとえば、お鍋に切ったかぼちゃと基本の鶏そぼろ、水、あれば昆布を加えて、かぼちゃが柔らかくなるまで煮たら、水溶き片栗粉でとろみをつけて……はい! “かぼちゃのそぼろあんかけ”のできあがり。
また、離乳食期に鶏そぼろはとても重宝し、ひとくちの大きさに切った大根やかぶと一緒に煮てとろみをつけたり、そぼろあんにして豆腐にかけたり。
ただ、基本の鶏そぼろでは濃い味に仕上がってしまう場合もあるので、そぼろをしばらくお湯に浸し、塩抜きしてから使うなど、月齢に合わせた調整が必要です。
いかがでしたでしょうか?
皆さまの普段のご飯づくりが少しでもラクにおいしくなりますように。ぜひお試しください!
次回は大豆が2割の、簡単ヘルシー“揚げないミートボール”です。お楽しみに。
(ヤナイユキコ)