リロト 2018年秋冬コレクション - クラシカルな少女性、それと相反する現代性


リロト(liroto)の2018年秋冬コレクションが、2018年3月20日(火)東京・渋谷ヒカリエにて発表された。

デビューコレクション、マームとジプシーの藤田貴大が演出

ファーストコレクションをランウェイで発表するという挑戦的な試みだったが、デビューコレクションは観客の心をしっかりと掴んだようだ。演出を手掛けたのは、マームとジプシーの藤田貴大。会場には、立方体の棒状のオブジェが3つ設けられ、それぞれに柔らかな光を放つ電球が吊るされている。オブジェの数と同じく、ショーも3部構成に分かれている。

ショーは3部構成

テーマは“東京らしいクラシック”

最初に現れたのは、ボリューミーなドレスを着用した3人のモデル。3人はオブジェの中で立ち止まると、本を手にして朗読を始めた。英文を朗読するあどけない口調が、ガーリーなドレスと相まって少女らしさを強調する。3体のドレスは、クラシカルな柄をプリントしたPVCのベールに覆われているが、クラシカルなスタイルを、どのようにモダンにまた東京らしく表現するかということが、今回のコレクションのテーマになっているという。

2部は生命力あふれる表現

モノクロのドレスに続いて登場したのは、鮮やかな花柄のテキスタイルを取り入れたピースたち。服のパターンはアシンメトリーかつオーバーフィットな感覚で統一され、その上をフリルの装飾が無作為に這う。そういった、シンメトリックではない無秩序なデザインやボタニカルモチーフなどは、有機的で生命力にあふれた自然の形を思わせる。

ダークな一面を見せる3部

ところが、第3部は第2部とは対照的にダークなムードに包まれ、再びモノクロの色彩がワードローブを支配した。ここでは、中綿入りのキルティングがメインのマテリアルとして用いられている。ケープ風のアウターやスカート、または大胆にセットアップとしてスタイリングされ、現代的なムードを強調していた。なお、デザイナーの富塚尚樹はコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)のトリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS)にて企画・パターンを経験。今シーズンより自身のブランドを本格始動させた。

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提供元:    ファッションプレス

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